会場でこれから見られるサルビアをご紹介

金沢市の兼六園周辺文化ゾーンを中心に開かれている第18回全国都市緑化いしかわフェア「夢みどりいしかわ2001」は、10月8日、入場者が50万人を超え、大勢の家族連れやカップルでにぎわいました。
主会場の雰囲気も秋の深まりを感じさせ、樹木は赤や黄色に色づき始めており、秋の代表的な花、ススキ、フジバカマ、リンドウ、コスモス、キクも見ることができます。


都心に現れた花と緑の楽園で、心和むひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。フェアは11月11日まで。


さて今週は、会場でこれから咲いて、秋の花壇に彩りを添える「サルビア」をご紹介します。
サルビア・マデレンシス‘イエローマジェスティ’
【Salvia madrensis'Yellow Majesty'】
秋咲きサルビアの中ではもっとも大きい部類に入るのではないでしょうか。背丈は2mを超えます。会場では大きな黄色の花穂が飛び出ていて、注目を浴びていました。

●見られる場所
大手門ゲート タクシー乗り場
花緑ふれあい館
サルビア‘パープルマジェスティ’
【Salvia'Purple Majesty'】
ほかの秋咲きサルビアより咲き始めが遅いため、会場ではまだつぼみの段階でしたが、この植物の群生を初めて見たので、一斉に咲く姿に期待を膨らませました。
'パープルマジェスティ'は1977年にカリフォルニアのハンチントン植物園で、大型の赤いサルビア、サルビア・ゲスネリフロラ‘テキーラ’とサルビア・ガラニチカとの掛け合わせによって誕生しました。


●見られる場所
夢みどりショップ ベンチつきプランター
大手門ゲート タクシー乗り場
サルビア・メキシカーナ‘ライムライト’
【Salvia mexicana'Lime Light'】
ライムの萼と青紫の花とのコントラストが美しいです。気温が下がると葉が赤みを帯びます。寒さには強いほうですが、強い霜に当てないほうが良いです。

●見られる場所
夢みどりショップ ベンチつきプランター
いざないの庭
サルビア・インボルクラータ
【Salvia involucrate】
キンギョソウに似ているつぼみに可愛さを感じます。先端の丸いつぼみが、大きく咲く直前の色鮮やかな赤で印象的でした。

●見られる場所
夢みどりショップ ベンチつきプランター
花緑ふれあい館
サルビア・レウカンサ
【Salvia leucantha】
紫色のビロード状のもこもことした萼に、白い花がぽつぽつと咲いており、近いうちに白い花がしだれるように咲くのが待ち遠しいです。
レウカンサは大株になり花つきが良い種類で、長く伸びる紫色の花穂と、細長い柳のような葉が魅力的です。

●見られる場所
大手門ゲート前 タクシー乗り場

いざないの庭
サルビア・エレガンス
【Salvia elegans】
別名をパイナップルセージといい、葉はパイナップルの香りがします。
パイナップルに似た香りのする花は肉料理の風味を高めてくれます。乾燥した葉はポプリになり、焼いた葉は部屋の匂い消しになります。
エレガンスは晩秋に咲く種類なので、会場では咲き始めたばかりでした。


●見られる場所

夢みどりショップ ベンチつきプランター 
庭文化園
いざないの庭
サルビア・ディスコロール
【Salvia discolor】
とても珍しい特徴をもつサルビアを紹介します。
灰緑の萼に黒色の花を5〜10月まで長く咲かせます。香りが強く、触れずとも香りが立ちます。葉の裏と茎が白いのも特徴のひとつで、ディスコロールとはラテン語で‘(葉の)両面が異色の’という意味です。
周りの風景にそっと溶け込んだ、白緑の葉と黒色の花が、落ち着いたシックな大人の雰囲気をかもし出していました。


●見られる場所
夢みどりショップ ベンチつきプランター
もてなしの庭「木の帯」

秋咲きの種類のサルビアは、キクやコスモスと同じく、日が短くなり夜が長くならないと花のつぼみができず、それまでは茎や葉がぐんぐん生長を続けます。ですからボリュームはあるものの、存在感には欠け、ほとんど注目されません。しかし、一度花が咲き始めるとインパクトがあり、通り行く人の目を楽しませてくれる植物です。
季節感あふれる秋咲きサルビアの魅力はなんと言っても、手間がほとんどかからずとも雄大に咲き誇るところではないでしょうか。


個性あふれるサルビアたちの魅力的な姿を「夢みどりいしかわ2001」の会場でごらんください。
2001年10月19日