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『盆栽』は日本の代表的な文化財。そして人間の寿命をはるかに超えて生き続ける生命を持つ。何十年、何百年と気の遠くなるような歳月、命を脈々と保っていくためには、世代から世代へと命の受け渡しをしていかなくてはならない。
ここ、大宮市郊外の盆栽町には、何代にも渡り樹齢数百年にも及ぶ盆栽を守り続ける盆栽園が点在し、「盆栽村」と呼ばれている。
東京の本郷に集まっていた盆栽組合の業者が、大正12年の関東大震災で盆栽園を焼失し、土と水の理想郷を求めて、新天地に移住してきた。
「盆栽村」に盆栽園を開園するにあたって、組合では4つの条件を申し合わせた。1、盆栽を10鉢以上持つこと。2、門戸を開放しておくこと。3、2階屋は建てないこと。4、垣は生け垣にすること。これらの条件はそれから70年を経た現在も守られている。
30軒あった盆栽園は10軒余りになり、閑静な住宅街に変身した盆栽町。盆栽園から盆栽園へと通じる道も緑の多い趣のある町並み。盆栽園はどこも約束通り門戸を開け、訪れる人を受け入れている。
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