花 天 月 地

 『neat』第2号は『菊』にこだわってみました。園芸としての菊作りは、江戸時代にそのピークを迎え、巣鴨染井地域に集まっていた60軒ほどの植木屋が競いあった「造り菊」は、江戸庶民の間にブームを呼び、見物の人達で賑わったといいます。
 江戸の植木職人は菊に限らず椿、朝顔など数多くの花の品種改良に取組み、江戸市井の人々は花や植木を育て愛する文化を生み出しました。
 明治以降、日本は西洋文化を吸収し、消化することに忙しく、先人たちが育んだ文化は片隅に追いやられて肩身の狭い思いをしているのではないでしょうか。園芸文化も例外では有り得ません。
 そして現代、生活のスタイルはますます西欧化し、それに合わせてアレンジした花や緑が人気を呼んでいます。でも時には、日本の風土が育てた花や緑を愛で、江戸の昔に思いを馳せてみようではありませんか。


          『 neat 』第2号
        1996年11月20日発行
       株式会社グリーンダイナミクス
                 代表取締役 賀来宏和

 編     集  梅木美智子 (広報担当・neat編集部)
 デザイン・印刷  三橋 恵

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