| シリーズ『私の庭づくり』 |
| ヨーロッパ風のガーデン −松戸市西馬橋の増田さん宅− |
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| (ベランダに並んだカラフルな花鉢が美しい) |
新松戸から新坂川に沿って暫く歩いていくと、白いアーチと、その上の間口の長いベランダから幾つもの花鉢が下がった欧風の家に気が付き、思わず足を止めることだろう。アーチの前に広がる庭園も、ミモザの木に白いガーデンテーブルセットとカラフルな花たちがお洒落なコントラストを見せる、ヨーロッパ風の広い庭。 「ここに住んでもう31年になります。その頃は周りは田んぼで、ほとんど家がなく寂しい所でした。」 別棟に住んでいたが、ご主人の両親がなくなったあと、二軒の家を一棟に建て替えた。 「南側に広い庭ができましたので、自然に庭作りを始めました。もともと土いじりが好きでしたので…。実家の母が好きでしたから、その影響かもしれませんねえ。」 今はすっかり若者の街になってしまったが、かつては山の手のモダンな住宅地だった原宿で生まれ、少女時代を過ごした奥様の、身についたセンスが家にも庭園にも現れているようだ。 「フェンスがつけられなかったので、ベランダからプランターを下げたり、好きな素焼きの鉢などを集めていたら自然にこうなったんです。」 幕張メッセのフラワーショーには必ず行って、珍しいものや新しいものの中から、気に入ったものを探す。また月に一度はプランターや鉢、肥料や道具を買いに遠出するという。 ご主人は「庭仕事はやりませんが、買物には運転手をしてくれますし、何を買っても文句をいいません」と、奥様の趣味に側面から協力。 薔薇が好きで、以前はいろいろな種類の薔薇を沢山咲かせ、親しい友人にあげて喜ばれていたというが、現在はご主人の仕事の手伝いで木曜日以外は東京に出勤。 「土の入れ替え、肥料、消毒など薔薇は手間がかかり、とても出来ないので止めています。」 今はもっぱら草花。 「種まきが楽しみです。苗で買うより丈夫ですし、花が咲くと楽しさが倍増します。」 |
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| (花を眺めながらティータイム) |
また、ローズマリー、レモンバーム、月桂樹など、流行のハーブも早くから手がけた。 「花は地味ですが、近寄るとよい香りが漂って、心が安らぎますね。紅茶やケーキ、料理にも使って、重宝しています。」 ハンギングもかなり以前から好んで使っている。白いテーブルセットの前のハンギングはフラワーショーで購入したもの。吊り下げる支柱は、展示用のものを終了後に購入した。 また、フラワーショーで知ったフランスの会社の『花の会』に入会し、花の種や肥料を取り寄せている。 「肥料は液肥で、花用、木用、バラ用などあるんですが、やり過ぎても害が無く、とてもいいですよ。」 京成バラ園の『バラの会』にも入っているとのこと、研究熱心な勉強家なのだろう。 「休日は草むしり、落葉拾いに追われてしまいます。でも、花を通して多くの友達ができました。そのうちの一人からいただいたのが、ミモザの木です。彼女はその後、事故で亡くなられ、思い出の木になってしまいました。」 |
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| (おしゃれなハンギング) |
| 198坪もある広い庭で、ひときわ目を引くのが、荷台に花鉢を乗せた、緑色のアンティークな貨車。 「フリーマーケットで見付けたんです。新しいものですが、古い方が好きなので雨曝しにして、錆がでるのを待っているところ…。ファニチャーとしてだけではなくて、バーベキューをするとき、材料を置いたりしています。 |
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| (グリーンを乗せたアンティークな貨車) |
増田さん宅は庭だけでなく、家の中も家具や食器、アートフラワーなどで、クラシックなヨーロッパの雰囲気だが、「犬がいるので、家の中にはあまり植物を置けません。また、庭でも道に面したところに置くと、鉢ごと夜中に持っていかれるんです。前が川で暗く、人目につかないからでしょうか。」と、大切に育てただけに残念そう。 花のあふれる美しい町並みを保つには、住民の意識やモラルの向上といったことも大きな要素のようだ。 |
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