| 菊づくり日本一を競う 第13回日本菊花全国大会 〜大阪府和泉市の国華園で開催〜 |
菊花愛好家の数は全国に3百万人といわれ、地域ごとに菊花会を組織し、神社、寺院、文化センターなどで菊づくりの技を披露している。その中でも頂点に立つのが、大阪府和泉市の国華園で開催される「日本菊花全国大会」(日本菊花会主催、厚生省、建設省、運輸省、自治省、環境庁、大阪府、京都府、和泉市、産経新聞社他後援)。第13回を迎えますます充実、全国の菊花愛好家3000人が出展し、丹精した菊花を披露している。 会期半ばの11月5日には、中でも特に優秀な作品に賞を贈る審査会が7部門別に行われ、菊づくり日本一といえる総合一位の高松宮妃杯は『3本立花壇の部』の小谷隆美さんが受賞した。 |
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| (日本一となった小谷さんの三本立花壇) |
『3本立花壇』は1本の茎から3つ大輪の花を咲かせた鉢を12鉢、花色、高さを変えてバランスよく並べる。花の大きさを揃え、段を作るように背丈を加減するなど、技術的にも難しい。 小谷さんは独学で菊づくり30年というベテランで、今回が3度目の日本一。 「450鉢作った中から選びました。それぞれの段の花の高さを揃えるのが一番難しい。高すぎたり低すぎたりと、ほとんどロスを作るためにやっているようなものですよ。定年退職をして余裕ができましたので、これからも、楽しみながらやっていきたい。」と小谷さん。 会場となっている『国華園』は、大菊の品種改良を手掛けて70年という種苗会社。昭和59年から開催されている同大会には全国各地の菊花会から選りすぐりの菊づくり名人3000人が丹精を込めた作品9300点を出品。約1万坪という広大な会場は、様々な種類の菊の香りと艶やかな姿にむせかえるようだ。 「今年は暖かで花が早く、出品者はピークを審査日に合わせるのに苦労したようです。部門別に審査をしていますが、手軽な切り花、福助、ダルマを始めすべての部門で年々参加が増えています。11月に入ると花の入替えができないので、終わるまで美しく保たせるのが大変です。」 大会にはバスを仕立てて見学に来るグループなど、会期中25万人の人出で賑わうという。(11月24日まで。入場無料) ◆審査部門の紹介◆ *3本立花壇の部(出品数:約100) 「国華白寿」など大菊の3本立を3鉢4段に並べた絢爛豪華なもの。参加約100作品から、今年の総合日本一(高松宮妃杯)が選ばれた。 *3本立単鉢の部(出品数:約3000) 大菊を、1本の茎から3つ咲かせる。菊の種類は普及花厚系(国華国宝など)、普及花管系(泉郷咲くや姫など)、古花厚物(精興右近など)、古花太管(天女の舞など)、古花細管(泉郷深草など)などなんでもよい。菊づくりの主流。 *特作花壇の部(出品数:10) 大きなスペースを使い、小菊や懸崖作りを組み合わせ、全体の景色を表現する。 *福助花壇の部(出品数:約300) 大菊で花高が花頂まで50cm以下で、1本立を5鉢、段に並べたもの。 *盆栽花壇の部(出品数:約50) 木材や苔に子菊を植え込んで盆栽仕立てにした見事な芸術作品。 *ダルマ作りの部(出品数:約300) 大菊3本立で、花頂65cm以下。菊花の種類は何でもよい。 *切り花の部(出品数:約5500) 組花(3花組んで生ける)、単花(1本の花のみを生ける)がある。花の種類は何でもよいが、高さ75cmという規定がある。組花は色、大きさのバランス、組み方などに苦心するという。 |