花の身上書
| ヒ マ ワ リ |
眩い夏の陽射しを身一杯に受けて咲く、ヒマワリはまさに“炎の花”そして太陽のシンボル。 インカの神殿に花型の彫刻が見られるなど、原産地中央アメリカから南米ペルーに伝わったのは数千年も前。新大陸発見後、ヨーロッパに伝わり、その強烈な個性が人の心を揺さぶった。オランダ生まれの画家ヴァン・ゴッホは憑かれたようにヒマワリを描いた。太陽王ルイ14世は王家の紋章にヒマワリを用いた。イタリア映画「ひまわり」、一面に咲き乱れるヒマワリ畑に哀愁のテーマ音楽が流れる。 ヨーロッパではヒマワリは農業作物。6月から7月にかけて広い田園は黄金の花に覆われる キク科の一年草で英語名はSun flower。まさに太陽の花である。世界各地で栽培されており、今世紀になって一段と品種改良が進んだ。 日本に渡来したのは江戸初期の寛文年間(1686年頃)。ヒマワリは太陽を追って花が向きを変えるという意味だが、事実ではない。 ところで近年、ヒマワリは、花壇植えだけではなく夏を彩るインテリアとして切り花が大人気。園芸品種も多様化している。タキイ種苗鰍フ藤井さんから、同社開発による、最近の注目品種を紹介していただいた。 ★ビッグスマイル 1990年の「花の万博」に出品され、大賞を受賞した矮性の新品種。高さ60p、花径15pの一重咲き。プランターで高さ20p、花径10pに育てられるので、ベランダ栽培などに人気。 ★F1サンリッチ・レモン レモンイエローの花弁と漆黒色の中心部のコントラストが鮮やか。一本立ちで葉が大きすぎず、スタイルがよく、花粉が出ないなど切り花としての特性をもち、花博で優秀賞を受賞。 ★F1サンリッチ・オレンジ F1サンリッチ・レモンと同じく無花粉の切り花用新品種。レモンよりも花弁の色は濃く、開花も早い。 |

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