浜松で開催中の浜名湖花博はこのトピックスでも何度か取り上げてお伝えしています。

今回ご紹介する「園芸文化館」は花博会場の「緑の里」エリアに建つ展示館で、日本人が四季折々に古くから生活の中で親しんできた植物の中から、江戸時代に「葉変り」、「斑入り」など、より美しいもの、より珍しいものを求めて多彩な品種が作られた植物を紹介しています。
「園芸文化館」第2室では、4月8日〜10月11日までの花博開催期間を14期に分けて展示替えをしながら、当時をしのばせる古い鉢にこれらの植物を植えて来場者の皆様にご覧いただいています。

8月1日〜8月12日は巻柏(イワヒバ)、斑入り植物、黒松、大輪朝顔、名古屋朝顔を展示しています。 なかでも是非ご覧いただきたいのは、夏の暑さをほっと一息つかせてくれる鮮やかな優しい花を咲かせた朝顔です。
朝顔は日本人にとって誰もが一度は育てたことのある親しみのある植物です。
江戸時代、市中には「あさがお売り」の姿もみられ、「朝かほに釣瓶とられてもらひ水」の句からもうかがえるように、町人達も狭い長屋住まいながら栽培していたのではないでしょうか。

今回展示している大輪朝顔は「行灯仕立て」にし花の大きさを競います。名古屋朝顔は「切込み盆養づくり」とよばれ、蔓を伸ばさず花が正面を向くように仕立てます。 朝顔は太陽があたらないと花が咲かないため屋内に展示したものは毎日入れ替えます。
生長の早いわき芽を摘んだり、花がらを取ったり、日々の管理は大変です。それでも栽培家の方々からお借りした花が朝、綺麗に咲いてくれた喜びはひとしおです。

大輪朝顔の床飾り(第4床)
鮮やかに咲いた大輪朝顔
大輪朝顔の床飾り(第5床)
屋内は空調のおかげで夕方近くまで
花持ちします
名古屋朝顔の床飾り
花は正面を向け鉢の外に出ないように
針金で固定します

屋外の名古屋朝顔
屋外でも半日陰のため
午後3時ごろまで花が見られます
浜名湖花博の情報はこちらから 大輪朝顔の屋外品種紹介スペース
たくさんの鉢の中から花の咲いたものを
毎朝並べます

2004年8月13日