浜名湖花博開催まで残すところ10ヶ月を切り、各展示館の工事も着々と進んでいます。その中の1つ、園芸文化館は、日本人が古くから親しみ、江戸期には世界に比類なき文化を誇った伝統園芸植物を取り上げています。お客様には、古くからの観賞作法を再現してお見せする植物と、特性を考慮して鉢や飾り方のイメージを膨らませて展示するものがあります。植物を準備していただく方と話し合いをしながら、展示用の鉢や飾り方を固めてゆきます。

6月に花菖蒲が花の時期を迎え、花菖蒲を準備していただく方を訪ねました。庭先に植えられた花菖蒲は、今年の開花はやや遅れたということもあり、早世のものから中生、蕾を上げた晩生のものまで見ることができました。

来年、大きな花を付けるよう、
花が終わり次第葉を切り、株分けをします。そして、展示を想定した養生鉢に植え付けていきます。夏場は水切れをせぬよう、冬場は凍らぬよう、水管理が一番大変な作業です。

私達は、安藤広重の浮世絵にも花菖蒲の名所として描かれた東京・葛飾で、長年花菖蒲を栽培してきた方に準備をお願いしています。その方は、江戸の面影を残す堀切菖蒲園の花菖蒲の管理にもご助言されているとのことで、今回は園をご案内いただきました。こちらも現在満開に近く、6月25日まで菖蒲まつりも開催され見頃です。来年の浜名湖花博の花菖蒲を想像しながら、是非ご覧下さい。
庭先の花菖蒲 ご近所では評判の花です

小雨に濡れた堀切菖蒲園の菖蒲田 昭和40年代作出
  江戸系品種‘無双(むそう)’
肥後系六英大輪の中生種
 ‘七彩(なないろ)の夢’
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2003年6月20日