2003年も残すところわずかの日々となり、浜名湖花博会場では急ピッチで来春のオープンの日を迎える準備が進められています。浜名湖花博でも最大の見どころとなる「百華園」の主な施設工事は年内完成を目指していますが、植栽工事は10月末より「竹笹の庭」から秋植え工事が始まりました。12月に入って「枝の庭」「果の庭」「水脈の路」「木花の園」「常磐の庭」と次々に植栽され、年末を前にようやく一段落しました。
ほぼ完了したエリアを紹介いたしましょう。
「竹笹の庭」 竹や笹の形態、用途等により分類展示しています。
竹林を形成する竹、棹の形状、色や縞模様の珍しい竹。グランドカバーに向く笹類。熱帯性の竹等々。竹類は58種、笹類は23種。これだけの種類を一箇所で見られるこのエリアは、庭というより、正に竹笹の植物園です。
「枝の庭」 静岡県は「枝もの」と呼ばれる切枝類では日本一の生産量を誇っています。花屋の店頭に並ぶ姿はおなじみでも、それらがどのように育てられているかは、あまり知られていないようです。ここでは平成13年度から早期養生している大株を並植して、多品目の展示でボリューム感のある見事な庭となりました。
「水脈の路」 かつて日本に渡ってきた植物を時代順に植栽しています。ウメやイチョウ、ソテツ、アロエなどはかなり大株で、植付けには大型クレーン車を使いました。植栽後養生の風除け支柱は、根鉢を丸太で締めて押さえる方法の地下支柱。地上部に柱が出ないため、植付け直後でもすっきりとしています。来春、草本類が植栽されると、さらに落ち着いた庭になりそうです。
「常磐の庭」 コニファーという総称で最近のガーデニング素材として人気がある針葉樹ですが、ここでは、日本のものを見直そうという視点から、わが国に自生する針葉樹を集めています。中には一般的には珍しい品種や花博ならではという見事な樹形や規格のものも多くあります。見上げるほどにすっくと伸びた針葉樹で囲まれ、鬱蒼とした谷状地形の庭が生まれました。
年が明けて早々に、残りの樹木、展示のメインとなる草本類の植栽が続き、開幕まで、息つく暇もない状況になりそうですが、選ばれた植物たちとの出会いが楽しみでもあります。それぞれがより引き立つ場所を用意してあげたいと準備に力が入る毎日です。
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ラセツチク
節が螺旋(らせん)のように
巻いている |
黄金色に緑の縦縞が入った
棹の美しいキンメイモウソウ |
イチョウ
大型クレーンによる植付工事の様子 |
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1鉢150kgもある
キダチアロエの大株
花は鮮紅色で総状花序 |
高さ6mのアショウスギ
展示樹木の風除け支柱は
ほとんど地下支柱としている |
黄白色の斑が規則的に入り、
上から見ると蛇の目傘を開いた
姿に見えるジャノメアカマツ |
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