調達や生産の様子等をお伝えしてきた浜名湖花博『百華園』の展示植栽がいよいよ始まりました。何年もかけて集め、養生してきたものがこれから徐々に『百華園』として形になってゆきます。常設の樹木や宿根草は、秋のうちに植えつけて、根をしっかり張らせ、春には自然な状態で芽吹きを迎えられるように、秋に植栽を行います。

百華園の展示植栽一番乗りは、タケ・ササ類です。熱帯性のタケは、寒くなる前に根を活着させ、冬の寒さを乗り切るために、一番先に植え付けを行いました。百華園では、熱帯性のタケでも、稈や葉が特徴的な品種以外は、基本的に静岡で越冬可能なタケを展示しています。これで、春には新芽がどんどん吹いてきて、タケノコも見られるでしょう。

屋内のアトリウムによくモウソウチクが展示されていますが、アトリウムのように一定の温度が保たれた場所には、熱帯性のタケの方が適しています。今回、展示するセイヒチクも、アトリウムに向いている品種です。

園路とエリアを仕切るタケの生垣も植え付けました。緩やかなラインを描く生垣は、なんと4品種のタケから構成されています。高低差を自然につけるために、品種の特性を活かし、高性の品種から、比較的低く、枝数の多い品種に変わっていきます。家庭で、生垣を造る時の品種選びの参考にしてほしいと思います。

タケ・ササのエリアもまだまだ植え付けが始まったばかりですが、これからギボウシや花木、針葉樹等のエリアも順次、植え付けていきます。百華園では、こんな品種もあったのかと驚くような品種の展示や使い方の提案が満載です。浜名湖花博開催をお楽しみに!

タケは水切れに弱いので、根を乾かさ
  ないように手際よく植えつけます
4品種から成る生垣 高さ5mのセイヒチク


桿に穴のないホウライコマチ 植え付け指導をして頂いた
  富士竹類植物園の柏木さん
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2003年11月7日